BSマンガ夜話
今日は蒼天航路の回。
結論から言うと超おもろかった。
あのメンバーがあんなにも熱く語ってくれるとは正直予想外もいいとこだったね。
もっと淡々と進めるものかと思っていたから。これは嬉しい誤算だった。
僕は三国志漫画のバイブルを挙げろとと言われたら確実に横山三国志を出すクチだけど
蒼天も捨て置けないと思うのは、横山三国志が完全に決められたコマ割り、量で
忠実に物語を紡いでいくのに対して、
蒼天は1話1話に漫画的見せ場を作ってそこに盛り上がる重点を置くという
両極端があるからだと思う。
横山は演義中心に描いているのに対し蒼天は正史ベースだし
吉川版以降の人間味溢れる曹操像は蒼天では小男設定も何処へやらの多才超人っぷり。
キャラの書き分けも横山版は顔がすぐ変わるし主要人物たちの描写に重きを置いてるし
ハンコ絵美形揃いという特徴をフォーマット化している一方で、
蒼天では卓越した画力、表現法で徹底したキャラの書き分けを行うといった対照的な比較の仕方ができる。
正直日本の三国志漫画のエポック的にはこれらがツートップだと思うね。
ちなみに僕は横山も蒼天も両方好きです。
なのでどっちが良いとかで舌戦してるのを見かけると非常に悲しい。
そういう奴等には黙って恋姫無双を差し出して二個競食の計を狙うのがマイジャスティス。
まぁ僕の日記に堅苦しい考察を求める奴もまずいないだろうから
ここからは横山三国志文庫版第5巻の三谷幸喜のあとがきの如く、
横山・蒼天含めて総合した、僕が好きな武将ベスト3を書いてみたいと思う。
第3位・夏侯惇
㌧兄。横山ではジュン兄。眼帯姿の自分を鏡で見て怒りのあまり鏡を叩き壊す人。
趙雲をネズミ呼ばわりしたら逆に豚呼ばわりされ返す人でもある。
あそこは「どう見てもドカベンフェイスのお前の方が豚だろうがこのヤロウ」
とキレても良かったと思う。そこに突っ込まないジュン兄マジ名将。
蒼天では烈海王としのぎを削るほどのツンデレの塊。そら阿瞞も女房役に置く罠。
曹操のカリスマブースト属性があってか武力もわりと高め。
華雄将軍とかどさくさで斬ってます。演義では関羽に斬られ正史は孫堅に斬られる。
三国の将にそれぞれ斬られるという、ある意味噛ませ犬ポジとしては最優秀男優賞を
華雄にあげたい。
某所ではもっさん、ルチャーさんと並ぶ両目眼帯コラの常連。㌧兄の夏はこれからだ。
どっかの世界ではベルガ・ギロスの人。
「兵卒の夏侯惇です、よろしく」
第2位・周瑜
図らずも三谷さんのと武将が被った。
まぁ良くも悪くも2の数字の人なんだろう。
それくらい演義ではナンバー2の悲哀が本当に似合う人。
そこがたまらなくネタ的にも大きいお姉さん的にも高ポイントなのだろう。
ていうか横山周瑜はただのリアクションが面白いオッさんだから困る。
でもあれでなきゃ僕はここまで周瑜に入れ込んではなかったろうなぁ。それくらい好き。
蒼天は少年期のやんちゃさは何処へやら、普通に物腰穏やかな人に成長。
玉璽の兆し予感して飛び上がってた人と同一人物とは思えん。
赤壁以降の劉備が宴席で評する周瑜を考えると本当に泣けてくる。王佐の才て辛い。
そしてその死に様。蒼天キャラは本当に死ぬギリギリまでが見せ場だから良い。
横山と蒼天、演義と正史でのどっちの像も好きになれたキャラはこの人くらいだ。
どっかの世界では百式の人。
「心を燃やすは帝王の軍略 心を包むは孫家三代」
第1位・馬超
やっぱり僕にとって馬超は外せない。
横山での1ページ丸々使った慟哭シーンは1度見たら忘れられないインパクト。
関羽死んだ時の劉備ですら泣いたページは2コマだというのに。
西涼の若武者という初々しいイメージが好きだね。
曹軍に突っ込んでいったり最後は離間にかかったり。
蒼天の馬超はある意味誰よりも潔癖すぎる天下観を持ちそれに忠実な純粋人。
目から天下の色を落っこちさせるほど曹操を追い詰めた唯一の将。まさにターミネーター。
潼関がハイライトに見られがちだけど、曹操に敗れてからの馬超がまたいい。
家族も盟友も旗本も全て失って身も心もボロボロになりながら蜀の地にやって来る馬超。
そこで劉備に出会い、劉備の袋に収まってかつての穿たれた天下に涙した少年だった頃の
姿に一瞬戻るシーンがたまらなく良い。
あそこだけでも蒼天を読んでて良かったと思えたくらいに。
どっかの世界ではブルーデスティニーの人。
「穿たれたる天よ!どこまでその蒼さを誇るというのだ!?」
そんなわけで話を戻すと今回のマンガ夜話はとても面白かった。
これ是非とも2~3時間かけて話して欲しかったなぁ、全武将語るくらいの勢いで。
あと番組中でも触れられてたがアニメは正直大変そうだよね、あの原作再現するのって。
コマの間の情感とかエログロ路線とかキャスティングとかまでも。
まあ何が来ても楽しむ度量を養うのが最良の策かなと。
できれば6~8クールくらいかけてじっくりやって欲しい。
今日は蒼天航路の回。
結論から言うと超おもろかった。
あのメンバーがあんなにも熱く語ってくれるとは正直予想外もいいとこだったね。
もっと淡々と進めるものかと思っていたから。これは嬉しい誤算だった。
僕は三国志漫画のバイブルを挙げろとと言われたら確実に横山三国志を出すクチだけど
蒼天も捨て置けないと思うのは、横山三国志が完全に決められたコマ割り、量で
忠実に物語を紡いでいくのに対して、
蒼天は1話1話に漫画的見せ場を作ってそこに盛り上がる重点を置くという
両極端があるからだと思う。
横山は演義中心に描いているのに対し蒼天は正史ベースだし
吉川版以降の人間味溢れる曹操像は蒼天では小男設定も何処へやらの多才超人っぷり。
キャラの書き分けも横山版は
蒼天では卓越した画力、表現法で徹底したキャラの書き分けを行うといった対照的な比較の仕方ができる。
正直日本の三国志漫画のエポック的にはこれらがツートップだと思うね。
ちなみに僕は横山も蒼天も両方好きです。
なのでどっちが良いとかで舌戦してるのを見かけると非常に悲しい。
そういう奴等には黙って恋姫無双を差し出して二個競食の計を狙うのがマイジャスティス。
まぁ僕の日記に堅苦しい考察を求める奴もまずいないだろうから
ここからは横山三国志文庫版第5巻の三谷幸喜のあとがきの如く、
横山・蒼天含めて総合した、僕が好きな武将ベスト3を書いてみたいと思う。
第3位・夏侯惇
㌧兄。横山ではジュン兄。眼帯姿の自分を鏡で見て怒りのあまり鏡を叩き壊す人。
趙雲をネズミ呼ばわりしたら逆に豚呼ばわりされ返す人でもある。
あそこは「どう見てもドカベンフェイスのお前の方が豚だろうがこのヤロウ」
とキレても良かったと思う。そこに突っ込まないジュン兄マジ名将。
蒼天では烈海王としのぎを削るほどのツンデレの塊。そら阿瞞も女房役に置く罠。
曹操のカリスマブースト属性があってか武力もわりと高め。
華雄将軍とかどさくさで斬ってます。演義では関羽に斬られ正史は孫堅に斬られる。
三国の将にそれぞれ斬られるという、ある意味噛ませ犬ポジとしては最優秀男優賞を
華雄にあげたい。
某所ではもっさん、ルチャーさんと並ぶ両目眼帯コラの常連。㌧兄の夏はこれからだ。
どっかの世界ではベルガ・ギロスの人。
「兵卒の夏侯惇です、よろしく」
第2位・周瑜
図らずも三谷さんのと武将が被った。
まぁ良くも悪くも2の数字の人なんだろう。
それくらい演義ではナンバー2の悲哀が本当に似合う人。
そこがたまらなくネタ的にも大きいお姉さん的にも高ポイントなのだろう。
ていうか横山周瑜はただのリアクションが面白いオッさんだから困る。
でもあれでなきゃ僕はここまで周瑜に入れ込んではなかったろうなぁ。それくらい好き。
蒼天は少年期のやんちゃさは何処へやら、普通に物腰穏やかな人に成長。
玉璽の兆し予感して飛び上がってた人と同一人物とは思えん。
赤壁以降の劉備が宴席で評する周瑜を考えると本当に泣けてくる。王佐の才て辛い。
そしてその死に様。蒼天キャラは本当に死ぬギリギリまでが見せ場だから良い。
横山と蒼天、演義と正史でのどっちの像も好きになれたキャラはこの人くらいだ。
どっかの世界では百式の人。
「心を燃やすは帝王の軍略 心を包むは孫家三代」
第1位・馬超
やっぱり僕にとって馬超は外せない。
横山での1ページ丸々使った慟哭シーンは1度見たら忘れられないインパクト。
関羽死んだ時の劉備ですら泣いたページは2コマだというのに。
西涼の若武者という初々しいイメージが好きだね。
曹軍に突っ込んでいったり最後は離間にかかったり。
蒼天の馬超はある意味誰よりも潔癖すぎる天下観を持ちそれに忠実な純粋人。
目から天下の色を落っこちさせるほど曹操を追い詰めた唯一の将。まさにターミネーター。
潼関がハイライトに見られがちだけど、曹操に敗れてからの馬超がまたいい。
家族も盟友も旗本も全て失って身も心もボロボロになりながら蜀の地にやって来る馬超。
そこで劉備に出会い、劉備の袋に収まってかつての穿たれた天下に涙した少年だった頃の
姿に一瞬戻るシーンがたまらなく良い。
あそこだけでも蒼天を読んでて良かったと思えたくらいに。
どっかの世界ではブルーデスティニーの人。
「穿たれたる天よ!どこまでその蒼さを誇るというのだ!?」
そんなわけで話を戻すと今回のマンガ夜話はとても面白かった。
これ是非とも2~3時間かけて話して欲しかったなぁ、全武将語るくらいの勢いで。
あと番組中でも触れられてたがアニメは正直大変そうだよね、あの原作再現するのって。
コマの間の情感とかエログロ路線とかキャスティングとかまでも。
まあ何が来ても楽しむ度量を養うのが最良の策かなと。
できれば6~8クールくらいかけてじっくりやって欲しい。
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